新卒1年目で開発責任者!エンジニアのキャリアアップとこれから
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2022.01.21 FRI
現在、社員数は400名を超えるいえらぶ。
私が新卒で入社したのは、そんないえらぶがまだ100名に満たない頃でした。
株式会社いえらぶGROUP
和田 健太郎
大阪大学大学院2014年卒。
内定者時代は大阪支社にて営業研修にも参加しつつ、数学を専攻していたことを理由にプログラミング未経験ながらエンジニアとして新卒入社。
趣味は映画鑑賞、漫画を読むこと、音楽鑑賞。ベタなエンタメモノがとても好き。
最近は家で奥さんにプログラミングを教えるのがマイブーム。
新卒1年目、いきなり開発責任者に
私が入社した当時のいえらぶGROUPは、設立7年目で社員数はまだ二桁、それでも今と変わらずビジョンは大きく、やりたいことがたくさんあって、正直全く人手が足りていない環境でした(笑)。
その流れで、新卒1年目ながら当時ベータ版だった「顧客管理システム(CRM)」の開発責任者を任されました。
CRMとは、不動産会社の業務支援に特化したSaaS「いえらぶCLOUD」上で、顧客情報を一元管理できるサービスです。顧客管理による業務効率化と、もれのない追客支援による収益アップを図ることを目的に企画されました。
今思うと、新卒1年目にしてずいぶん重たいポジションに就いたなと思います(笑)。
開発ミッションとして与えられた機能は100件ほど、プログラミング未経験だったこともあり、悪戦苦闘の毎日でしたね。
思っていたよりずっとずっと"ベンチャー"な働き方でした。
そんな悪戦苦闘が半年ほど続き、ようやく機能の基礎の基礎くらいのところができはじめた頃です。
いつもダメ出しをもらっていた、とびきり厳しい営業の先輩が「和田が作ったサービスはもう売れます」と、代表に向けて言ってくれたときはすごく嬉しかったことを記憶しています。
そんな環境で働いていて大変じゃないですか?みたいなこと言われたこともあるのですが、大変な時があるからこそ、報われた時の感動も一入だと思います。
大手不動産会社から、他社のCRMより使いやすいと乗り換えてもらえた時も、大きなやりがいを感じました。
システム利用店舗数0→300
3年目でマネージャーへ昇格
CRMの利用店舗数が300社を超えたことが評価されたこともあり、新卒3年目の夏、エンジニアの次のステップとして、マネージャーに昇格しました。
とても嬉しかったのですが、全然できる自信はなかったと記憶しています。
毎日必死でしたが、案の定まったく仕事が回らなくなり、チームビルディングを盛大に失敗してしまいました。お恥ずかしい話ですが、チームのメンバーを大量に離脱させたことで、マネジメント範囲を3分の1くらいに絞らざるを得なくなったほどです。
上司という関係性に甘えて仕事を押し付けているとメンバーからの信頼を失う、という貴重な教訓を得るきっかけになった経験です。
そこから、「コミュニケーションは、上司と部下の関係性に甘えない。」そればかりを意識していたら、なんとなくチームが落ち着いてきて、自然と人が増えていきました。一時はかなり小さくなってしまったチームが10人も超えたときの、「自分と一緒に仕事してくれる人が増えた!」というじんわりとした感動は今でも忘れません。
「チーム」を意識した仕事
2020年、いえらぶ史上最大規模の受託開発プロジェクトにPMとしてアサインした時には、一層「チーム」を意識して仕事をするようになりました。
これまで経験してきたSaaS開発とは全く違う開発だったため、新卒の頃のように未経験のことが続き、毎日スケジュールと戦いながら失敗の連続でしたが、メンバー・上司・他同僚と会社ぐるみで助けてもらいながら完遂したプロジェクトでした。
チームで挑むなら「お金とスケジュールのコントロールさえできれば、解決できない課題はない」という謎の確信にもつながっています(笑)。
社内での一番を「世の中でも一番」に
その後もさまざまな開発プロジェクトに取り組み、2021年度上半期の社員総会では社長賞をいただきました。
ただ、社内での一番に満足はしていられません。
社外にはまだまだ競合もいますし、仕事面で目を見張る成果を出している同世代もたくさんいます。
「いえらぶの一番は世の中でも一番」であるくらいにしないといけないですね。
そのために、現在開発部にいるメンバーたちにはいち早くキャリアアップしてもらい、もっと権限委譲できる体制や環境、そして文化をつくっていって、メンバーたちがいっそう挑戦できるフィールドを広げていきたいと思っています。
いえらぶでエンジニアをやっていてよかった
自分の名刺になるようなサービスを20代でいくつか作れたことは、いえらぶでエンジニアをやっていてよかったなと最も感じるところです。
やっぱりエンジニアの評価は「どんなサービスをつくったか」「その時どんな役割をしていたか」だと思っています。
新卒1年目でやる気を買ってもらい、役割を渡されて、その磨き込みを必死にやらせてもらえた。だからそれは大変だったけど「自分のサービス」だし、それが世の中に広がったときに「あなたがこれを作ったんですね」と言ってもらえる。そしてそれを足がかりにしてまた新しいチャレンジに挑むことができる。エンジニアのステップとしてとても恵まれていたと思います。
正直「これキツイな」と思うことはだいたい毎日なんですけど、過去の経験になっちゃえば「やって良かった」に不思議となってしまう。むしろそういうことのほうが、話のネタになっていい酒の肴になったりするもので、多分死ぬまでやめられないと思います。死ぬときに「目一杯がんばれてどれも面白かった」とか最高ですよね。