
【グループ会社代表インタビュー】広まれば広まるほど感謝される仕事を。企業の「両腕」となるBPO事業
#不動産テック #いえらぶCLOUD #プロジェクトの裏側 #いえらぶカルチャー #いえらぶのビジネス
2023.06.23 FRI
株式会社らくなげでは、
BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)事業を展開しています。
不動産会社の業務を請け負うことで、各社の業務負担をなくしていくというもの。
争いごとが嫌いだという代表の新元に、立ち上げた経緯や今の想いを話してもらいました。
目次
・根っからの商売人気質
・賃貸管理のBPOに感じた勝算と現実
・BPO事業の現実と展望
・らくなげを知って、好きになってもらいたい

株式会社らくなげ
新元 翔太
株式会社らくなげ代表。兵庫県出身。新卒でアパレル企業に入社したのち、東証一部上場企業の投資用不動産販売会社に転職。売上トップを経験し、不動産業界で得た知識を活かして、2019年に起業。2022年に株式会社いえらぶGROUPにジョインし、BPO事業を展開する。
根っからの商売人気質
――はじめに、新元社長の経歴を教えてください。
新元 私の経歴は特殊でして(笑)、高校を中退し、その後すぐに正社員として建設会社の営業として働いていました。当時は、この世界をはやく抜け出したいと考えていました。
転機が訪れたのは18歳の時です。「無印人間でも社長になれた」という本を初めて読み、全身に電撃が走りました。自分でも社長になれるかもしれないから、まずは大学を出ようと決めて、そこから新聞配達をしながら予備校に通って大学進学までこぎつけました。
大学ではゼミの教授の助言もあってビジコンに出場し、優勝した経験もあります。実家が自営業であるため、幼いころから「事業を作りたい」という気持ちはずっと持ち続けてきたと思います。
――どのような事業構想を持っていたのでしょうか?
新元 大きく2点あります。
1.圧倒的ブルーオーシャンである
私は争いごとが嫌いなので、争う事業を行う気持ちはありませんでした。そのため、レッドオーシャンに興味は持っていませんでした。
2.「サービスが広まれば広まるほど、誰かの役に立てる」ようなモノづくりをする
だまされたと思う経験をする人がいないようなサービスを広げたいと思っていました。
――当時からそのような想いを持っていたのですね。ところで、大学卒業後は民間企業に就職しているのはなぜでしょうか?
新元 とにかく、ビジネスの種を探していました。
先ほども言ったように、レッドオーシャンではない、もはや始まってもいないビジネスチャンスを求めていたので、どんな領域で事業を作るかは熟考していました。
大学在学中にはそれが固まり切らなかったため、経営者などがクライアントになる高級アパレルブランドの店舗に就職したり、より一層稼げる不動産会社に転職した……という経緯です。
――その後の起業を考えると、不動産会社在籍時に、ビジネスの種を見つけたということでしょうか?
新元 その通りです。もともと私は賃貸仲介業(※注1)を行っていたんですが、そこから派生して賃貸管理業(※注2)を知りました。
この賃貸管理領域こそ、私が求めていたブルーオーシャンだったんです。
(※注1)賃貸仲介業……賃貸物件の「借主」と「貸主」をマッチングさせる業務
(※注2)賃貸管理業……賃貸物件の「貸主」と契約を結び、本来貸主が行う入居者対応や物件の状態維持などを請け負う業務
賃貸管理のBPOに感じた勝算
――らくなげが行っている事業について教えてください。
新元 先に述べた賃貸管理領域のBPOを行っています。
つまり、不動産管理会社に代わって、賃貸管理業務を代行するビジネスです。
私たちのBPO事業の特徴は3つあります。
1.厳選された経験豊富なアシスタント
らくなげでは賃貸管理業務を経験したことがある豊富なスタッフを採用しているため、安心して、簡単にご依頼いただけます。不動産管理会社は、従業員を雇って人件費を払うよりも、当社に業務代行していただいた方がコストカットにつながります。従業員の雇用に関するリスクがゼロになったり、マネジメントが不要になったりするなどのメリットをお届けすることができます。
2.コア業務に集中できる
不動産管理会社がコア業務に集中できるよう様々な業務をご依頼いただけます。
接客やオーナー対応など、人がやるべき仕事に集中していただけるよう、私たちらくなげがバックオフィス部門を徹底的にサポートしていきます。
3.募集業務や入力業務や解約業務など幅広い業務に対応
不動産管理会社のご希望にあわせて、業務のどの部分を代行するかをカスタマイズすることができます。
代行できる業務は以下の通りです。
――「不動産会社に勤めたことがあるスタッフを採用」「不動産業務に特化したBPO事業」とは非常に珍しいですね。
新元 その通りで、競合が本当にいないんです。痒い所に手が届くサービスだと自負していますし、圧倒的ブルーオーシャンであることがこの領域の面白いところだと思います。
BPO事業の現実と展望
――実際に事業を立ち上げてみて、大変だったことはありますか?
新元 クライアント(不動産管理会社)との意思疎通を図るために時間を要することです。
クライアントは私たちに業務を外注するために、業務整理をする必要があります。その際、個社ごとに業務内容が異なるため、ヒアリングがとにかく難しいです。
私たちは提案で終わるのではなく、解決策も自分たちの手で実行するコンサルティングファームのような立場です。代行業務のクオリティを高い次元で担保するため、マニュアルの作成にもこだわっています。このマニュアルも、原本がなくクライアントにヒアリングしたものを成形していくことになるので、正直大変ではありますね。
――一方で、やりがいは何でしょうか?
新元 お客様に感謝されることが一番のやりがいです。「ここの業務が後回しになっていたから、やってもらえて助かった」「事務作業の負担が軽減されて、接客業務に時間を割けるようになり、接客の質を上げることができた」「業務をまるごと代行してくれるから、面倒な仕事がなくなった」など、一社一社に満足していただいていることが嬉しいですね。
また、私たちのクライアントがかかえる賃貸物件の数は約十数万戸です。つまり、私たちは約十数万人分の家探しのしやすさ・暮らしやすさのお手伝いをしているのです。
数多くの人の役に立てているという実感が、私たちの原動力となっています。
――今後の展望を教えてください。
新元 らくなげのシェアを拡大していきます。シェアが拡大するほど、社内にノウハウが貯まり、サービスのブラッシュアップにつながります。賃貸管理業務の大変なポイントや、効率化できるポイントを知ることができるので、そのノウハウを元に親会社のいえらぶGROUPが手掛ける「いえらぶCLOUD」を進化させることもできます。
グループ会社間のシナジーがより強化され、弊社の導入社数も伸ばすことができるため、サービス浸透の好循環を巻き起こしていくことができます。
ベンチマークしている会社はいないので、当社の独自性を活かし、不動産業界を支える会社として発展していきたいと思います。
また、賃貸管理市場において日本は先進国であるため、今後は海外進出も目指し、世界に日本のクオリティを届けていきたいと考えています。
らくなげを知って、好きになってもらいたい
――では、今後事業をスケールするために、どのような人と一緒に働きたいと考えていますか?
新元 らくなげのサービスが「好き」だと思ってくださる方と働きたいです。
今、従業員も順調に増えていて、一人一人が変わった経歴や独自のキャリアを歩んでいます。前職が不動産業界じゃない人も一緒に働いています。
「サービスが広まれば広まるほど、誰かの役に立てる」このような当社の姿勢に賛同してくださる方のご応募をお待ちしています。
――ありがとうございました。