
新グループ会社代表川口の素顔~駐車場DXへかける想い~
2022.03.14 MON

株式会社いえらぶパーク
川口 真弘
大学卒業後、外資証券会社に新卒入社。その後SoftBankに入社。
2012年にコインパーキング事業を立ち上げ、2015年法人化。株式会社パークリアルティを設立し代表取締役に就任。
2021年11月2日、いえらぶGROUPと共同出資による合弁会社「株式会社いえらぶパーク」を設立し、2022年1月7日より本格的に事業を開始。
株式会社いえらぶパーク・代表取締役の川口は、新卒で外資証券会社に入社した後、大手通信会社にジョインと、華々しい経歴の持ち主です。
しかし経営者となった今、「当時の自分は会社にとっての癌だった。」と、過去の自分を振り返ります。
なぜ会社を経営する側に回ったのか、経営者としてどういったビジョンを見ているのか。
本記事では、昨年設立した「株式会社いえらぶパーク」の代表川口のリアルな声をお届けします。
証券、通信のキャリアを経た経営者の素顔 駐車場DXへの挑戦
Wantedly【新グループ会社代表インタビュー/後編】
そして合弁会社設立へ SaaS事業のプラットフォームとビッグデータに見出した未来
いえらぶ初の駐車場DX事業「いえらぶパーク」
株式会社いえらぶパークは、これまでもいえらぶが注力してきた「住」の分野から、駐車場DXに特化した新サービスを基軸に、2022年1月7日より本格的に事業をスタートした新しいグループ会社です。
導入社数12,000以上の業務支援システム「いえらぶCLOUD」のプラットフォームと、業界屈指の駐車場管理サービス「QRsign」というグループシナジーを発揮して、約500万台の月極駐車場市場で、5年以内に10%以上のシェアを獲得したいと考えています。
近年のコロナ禍による三密回避のためのマイカー通勤や、郊外需要の高まりも追い風に、事業者にとってもユーザーにとっても、より利便性の高い、駐車場業界の新時代を築きます。
駐車場に目をつけた理由
きっかけは前職のご縁で、コインパーキングメーカーから会社設立を手伝ってあげる、とお話をいただいたからです。安定している事業ですし、ブランドが不要で参入障壁が低いことも理由となりました。
個人事業としてスタートした当初は本当に楽しかったです。サンタさんのような大きな袋を持って駐車場に向かい、精算機に溜まったお金をかき集めるのが仕事みたいな感じでした(笑)。一人でのんびりとお金を稼いで遊ぶ、悠々自適な生活でしたね。
そこから、個人で行えるビジネスに限界も感じ、よりよいサービス提供を目指し、マーケット調査を踏まえて法人化しました。
コインパーキング事業を主力に、駐車場シェアリングサービスを提供するためのシステム開発なども行うようになり、事業拡大を進めていきました。
法人化を経て
法人化し、社員やその社員の家族の存在、自分が抱えているものの大きさに気づいたとき、自分が守らなきゃなという気持ちが大きくなりました。社員というファミリーがいる以上、私はへこたれてはいけない。
この使命感が、私自身の働く意義となり、仕事に真摯に向き合い続けられる理由となっています。会社を立ち上げる前の自分には、そんな考えは毛頭ありませんでした。
外資証券会社では、思うような賞を受賞できなかったり、思いのほかボーナスが低かっただけで「こんな仕事、やり損だ」と騒いでいましたからね(笑)。成果を出してさえいれば何をしてもいいと思っていましたし、今になって思えば、自分は会社の癌だったと思います。
会社として存続していくこと、事業を伸ばしていくこと、そういった経営の重さが全くわかっていませんでした。あの頃の自分は、絶対に今の自分の会社にはいらないですね。
会社経営の試練とビジョン
法人化して最も困難だと感じたのは「組織を拡大させていくこと」です。
事業は好調で、2021年9月の売上実績はグループ合計で12億3,000万円となるなど、社員十数名の会社としては着実な成果を残していたと思います。
ただ、それでも採用が上手く回らず、給与を大幅に上げた求人で採用数を増やせたこともありましたが、結局すぐに離脱していってしまい、社員が定着しないといった課題がありました。
私たちのサービスを、みんなで日本全国の当たり前にして、みんなで時代を変えていきたい。
そんな楽しさを共有できる人たちと一緒にいたいという想いから「未来を想像し、文化を創造する企業」というビジョンを設定しました。
色々ありましたが、そういう未来を実現できたら本当に幸せだなあと思います。
いえらぶと目指す未来
いえらぶとなら、貪欲に事業拡大ができる
いえらぶGROUPと合弁会社設立に至ったのは、いえらぶGROUPが唯一「一緒に事業拡大に目を向けてくれる会社」であったからです。
過去にも買収や資本提携の話などはありましたが、パークリアルティの事業拡大を見据えたものではなく、まったく興味を持てませんでした。
いえらぶだけが、今のパークリアルティに対して足りないことや、事業課題について一緒に考えてくれました。話を進めていく中で、不動産DXと駐車場DXの共通項、いえらぶの事業拡大・組織拡大のスピード感を認識し、ともにビジネスができたら画期的なシナジーが生み出せるんじゃないかと感じました。そのため、合弁会社については私からアクションをかけさせていただきました。
「日本を変える力」を実感
働く環境としても、いえらぶのカルチャーに楽しさを感じています。素直な感覚を伝えるため雑な言葉遣いをしますが、めちゃくちゃみんな本気で働く会社だなという印象です。例えば、朝の経営会議での議論。会議などを定例でしている会社は何社もあると思いますが、現場にこれだけ代表や役員が降りてきて、頭をぐりぐり回す会社は中々ないと思います。
日本有数の企業であった前職では、上層部であっても「自分が会社を作ってきた」という実感が薄かったと思います。会社を箱としてとらえてしまっているから、ある程度のポジションに就いていても、強い当事者意識を持ちようもない。そして業務がルーティン化されているため、自由な外部をうらやましく感じる。「自分たちは社内稟議を通すしかできない」という気持ちが強く、よそに出る自信を失っている社員が多いです。
いえらぶのように、全員で本気で議論する文化の会社が私には楽しくて仕方ないです。日本を変える力ってこんなとこからじゃないと絶対生まれないです。そんな文化に触れ、これから一緒に文化をどんどん進化させ拡大に携われるのは本当に嬉しいです。
いえらぶパークと不動産テックの展望
いえらぶパークとしては、「QRsign」を主軸に、不動産会社・月極駐車場利用ユーザー双方のニーズに応え続けていきます。オンライン上でいつでもどこでも月極駐車場利用にかかる契約が締結できるだけでなく、いえらぶパークが全国の月極駐車場情報をおさえることで、駐車場DXをもたらすマルチプラットフォームを確立します。そして、国内での駐車場事業知名度NO.1を目指していきます。
不動産テック自体は、アナログな業務をデジタル化することに注力されることが多いですが、私自身はその視点ではあまり見ていません。世界各国で働き方が急激に変わる中で、不動産業界に関しても大きな変化が起きると思っています。例えば、メタバースで働く未来。不動産会社様が時流に乗るには、従来の事業を効率化し、質を向上し、差別化を図っていかなければならないと思います。私たちいえらぶパークは、新時代へスタートする準備を支援することが使命と考え、不動産会社様のベストパートナーとなるため、既存事業の最大化に尽力し、新時代へのサポート役を務める存在へとなっていきます。
駐車場を管理している不動産会社様には業務効率化をもたらし、駐車場を利用するエンドユーザーには、スムーズな駐車場検索から契約までを実現します。今後、月極駐車場の看板には電話番号ではなく、QRコードといえらぶ君が並ぶようになるので、ぜひ皆さん楽しみにお待ちください(笑)。
いえらぶが、あなたのいい月極駐車場選びを支えます!
いえらぶのミッションでもある、誰もが安心して住まい選びができること「いい家選ぶ」は、「いい駐車場選び」も実現します。
いえらぶで全国の月極駐車場を探す
https://www.ielove.co.jp/parking/
株式会社いえらぶパーク
名称:株式会社いえらぶパーク
所在地:東京都新宿区西新宿2-6-1 新宿住友ビル24F
設立:2021年11月
資本金:1億円
株主:株式会社いえらぶGROUP/株式会社パークリアルティ
代表者:岩名泰介、川口真弘
事業内容:月極駐車場契約管理決済システム「QRsign」、駐車場契約管理業務代行サービスの企画・開発・運営
コーポレートサイト:https://ielove-park.jp/