【グループ会社代表インタビュー】住×ITの総合商社。いえらぶが持つ”SaaSではない強み”とは

#不動産テック #いえらぶCLOUD #プロジェクトの裏側 #いえらぶカルチャー #いえらぶのビジネス

2023.05.22 MON

常に挑戦し続け、『住まい』に新たな価値を創造する。

株式会社いえらぶコミュニケーションズでは、
いえらぶの持つ不動産会社専用のプラットフォームを活用して、
不動産会社と入居者双方に安心を提供する事業を展開しています。

いえらぶコミュニケーションズ・代表取締役の杉本に、
事業内容やビジョンについて話してもらいました。

目次

・新規事業立ち上げのリアル
・事業者にとってもエンドユーザーにとっても「良い」サービス
・グループ会社とのシナジー、独自のビジネスモデル
・〇〇な人と働きたい

株式会社いえらぶコミュニケーションズ

杉本 悠

株式会社いえらぶコミュニケーションズ代表。熊本県出身。「若いうちから稼ぎたい」という思いを胸に、太陽光や貴金属といった様々な営業を2年ほど行う。ある時、友人の些細な言葉に惹かれ、上京。コールセンターでの経験を踏まえて、25歳の時にいえらぶコミュニケーションズを立ち上げる。

新規事業立ち上げのリアル

――はじめに、杉本社長の経歴を教えてください。

杉本 九州で生まれ、高校卒業後は様々な営業職を経験しました。10代の頃の私はやりたいことや自信もなく、それこそ「稼ぎたい」、「モテたい」といった単純なことを考えながら毎日を過ごしていました(笑)。

その後、友人の「東京は面白いところだから来てみたら?」という言葉をきっかけに上京し、大手通信会社のコールセンターに勤めました。そこでも正直特に大きな目標や夢はありませんでしたが、オフィスには音楽や芸術などで成功を目指しているスタッフが多く、たくさんの刺激を受けたことを覚えています。そうした環境に身を置いたことによって、私自身も「自分の能力を試したい」という気持ちが芽生え、”新規事業の立ち上げ”に参画することにしました。

――当時、社内で新規事業の話が出ていたということでしょうか?

杉本 そうですね。私が所属する会社はいえらぶGROUPと提携していたので、いえらぶでの新規事業立ち上げの話を耳に挟んだんです。
当時のいえらぶGROUPが強みとしていたのは不動産会社の業務支援に特化したクラウドサービス事業だったのですが、
・不動産会社がインセンティブを得ることができる新商品を提供する
・入居が決まったエンドユーザー(=入居者)が、通信・ライフライン周りをスムーズに用意できるようにする
というまったく新しい事業領域に進出していくとの話を聞きました。

確かに、当時の不動産仲介会社って仲介手数料やADが主な収益源で、プラスαの売上を生み出すことが難しかったんですよね。だから不動産会社も「売る」、「貸す」ことに躍起になっている印象でした。
この事業を広げていくことに関わることができたら従来の業界の仕組みが変わって面白そうだと思い、事業立ち上げに迷わず手を挙げました。

――実際に事業の立ち上げに加わってみていかがでしたか?

杉本 いえらぶGROUPという後ろ盾はあったものの、新規事業ゆえに社内にナレッジが何もない状態だったので、最初は苦労の連続でした。
プロジェクトメンバーも少人数だったので、最初は正社員の数も少なく「会社をつくること」、「会社をつくってから軌道に乗せていくこと」がどれだけ困難かを痛感しました。

最初は不動産への知識もないに等しい状態だったので、過去の飛び込み営業やコールセンター業務で培ったスキルや精神を活かして、がむしゃらに動く日々でしたね。

――スタートアップに飛び込み、そのように奔走したのですね。

杉本 とにかく働いていましたね(笑)。ただ幸運なことに、似たようなビジネスモデルの競合企業がほとんどいなかったので、「自分たちの努力は必ず報われる」と成功を確信していました。早くそのゴールに辿り着けるよう、できることは先取りして何でもやりました。

事業者にとってもエンドユーザーにとっても「良い」サービス

――いえらぶコミュニケーションズでは「不動産アライアンス事業」と「ライフサポート事業」を展開しています。まず、「不動産アライアンス事業」とは具体的にどのようなことを行っている事業でしょうか?

杉本 不動産会社にとっての新しい商材を提供する事業です。
弊社の基幹システム「いえらぶCLOUD」を利用している不動産会社(=クライアント)にサービスを提供しています。
ビジネスモデルは以下の通りです。

①当社からクライアントに付帯商品のご提案
 ↓
②クライアントが入居者に付帯商品を案内
 ↓
③ご案内完了後、紹介料が当社より還元される

こうした三方よしのビジネスモデルであることから、アライアンス(同盟)という名称を付けています。

入居者にとっては、引越し時に必要なあらゆるサービスの手続きを一括代行してくれるサービスとなっているため、利便性が非常に高いです。引っ越し時は、電気やガス、インターネットなど、ライフライン周りでとにかく手続きを要するものが多いです。ただでさえ慣れないお引越しなのに、煩雑で負担の大きい作業がのしかかっているわけなんですよね。
そこを一括代行することによって、スムーズな新生活を始めていただけるようにご案内をしています。

――もう一つの事業である「ライフサポート事業」とは具体的にどのようなことを行っている事業でしょうか?

杉本 先述したアライアンス事業と結びついて、入居者の新生活をサポートします。ライフラインのご案内、代理開通手続きなどを担当することで、新生活をより便利なものへとしていきます。
この際、クライアントに向けては、入居者にヒアリングした内容(入居者からのご要望やご不満の声)を共有し、顕在化していない潜在的な苦情までレポートしています。不動産会社と入居者の橋渡しとなって、顧客満足度の向上に寄与します。

――どちらも不動産会社や入居者双方を支えている事業なのですね。

杉本 はい。不動産会社と入居者の双方にメリットがあることが魅力の事業です。

――では、今後の事業展望を教えてください。

杉本 会社のビジョンとしては、不動産業界におけるNo.1商社になることです。

現代ではSNSでお部屋探しができるようになっているなど、お客様のニーズが多様化・高度化しています。今後も生活に欠かせないサービスが増える中、一人一人のニーズに合ったライフラインを提供していくことが重要となっていきます。
そんな中、通信業界と住宅業界をつなぐ動向として、ユーザーに今まで以上の安心・安全・快適を提供するサービスの取り組みが加速しています。特に近年ではIoTデバイスの普及により、住宅にかつてない変革がもたらされ、ITによって収集されたデータをどこまで活用できるかが価値を大きく左右するようになりました。
だからこそ、弊社がITの力で業界をもっと便利にし、関わる人すべてに安心・安全で快適な生活を実現していく必要があると思います。

そのために、既存事業の利用率を向上していきます。
また、本社であるいえらぶGROUP、同じくグループ会社であるいえらぶパートナーズ、らくなげなどと連携することで、ノウハウを共有したり、共同で新たなサービスや製品を開発したりするなど、よりシナジーが生まれるようなアクションを取っています。例えば、第2のクラウドサービス「いえらぶBB」を新規事業として広げています。

このようにして、まずは新生活マーケットに焦点を当てて、様々なサービスを手掛けていきます。

グループ会社とのシナジー、独自のビジネスモデル

――業界に新しい風を吹かせる商社・いえらぶコミュニケーションズの強みを教えてください

杉本 大きく3点あります。

①高い技術力と多彩なサービス
インターネットをはじめとしたIT分野において、高い技術力を持ち、多彩なサービスを提供しています。お客様ごとに最適なソリューションを提供し、課題解決に取り組んでいます。

②高いコミュニケーション力
お客様とのコミュニケーションを大切にし、丁寧かつ迅速に対応しています。また、社内においてもチームワークを大切にし、協力しながら業務を進めています。

③本社であるいえらぶGROUPとのシナジー
現在12,000社以上にご利用いただいているSaaS「いえらぶCLOUD」から得たビッグデータとプラットフォームを活用することで、クライアント・エンドユーザーにサービス提供を可能にしています。

〇〇な人と働きたい

――では、今後事業をスケールするために、どのような人と一緒に働きたいと考えていますか?

杉本 前向きでコミュニケーションを取ることが好きな方と働きたいですね。

いえらぶは、一人ひとりが自分の役割と責任を担いながら、本社、グループ会社関係なく、お互いに切磋琢磨して仕事に励んでいます。
営業・内勤、チーム内・チーム外関係なくコミュニケーションを取る機会が非常に多い職場なので、主体的、能動的にコミュニケーションが取れたり、行動できたりする人は活躍していけると思います。

また、いえらぶは毎月のようにイベントが行われています。例えば、グループ会社の枠を超えた懇親会、社員旅行、ゴルフコンペなど。そのため、進んでコミュニケーションをとることが好きな人は早くから馴染みやすく働きやすいと思います。

▲4月にはグループ会社の垣根を越えて、お花見をしました!

――今後入社される方は最初にどんなお仕事をしていきますか?

杉本 最初は営業の基礎知識を習得してもらいます。次に、主に不動産会社へ業務効率の提案やコスト削減の提案といったBtoBのお仕事を経験してもらいます。
そこから先はカスタマーサクセスのポジションについたり、人事業務や広報業務にかかわっていくことも可能です。
スタートアップゆえ、新たに加わる方が新たなポジションを経験できるような会社だと思います。自ら行動をすることで様々なことにチャレンジをすることができる人、また何度失敗してもどんなに大きな失敗をしても、諦めずに進んでいける人なら、この裁量の大きい仕事も任せていけると感じています。

若いうちから責任や役割が伴う環境なので、「成長環境に飛び込みたい!」、「アーリーベンチャーでたくさんの挑戦をしてみたい!」という方はぜひ一緒に働きましょう!

――ありがとうございました。

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